ゼレンシキー大統領とソマルーガ・スイス大統領、ドンバス訪問 スイスは浄水用支援を供与

ゼレンシキー大統領とソマルーガ・スイス大統領、ドンバス訪問 スイスは浄水用支援を供与

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ウクルインフォルム
23日、ゼレンシキー大統領とウクライナ訪問中のソマルーガ・スイス大統領はドンバス地方を訪問した。ゼレンシキー大統領は、スイス政府による新しい人道支援物資がドンバスに届いていると伝えた。

ゼレンシキー大統領が、ソマルーガ大統領とのドンバス水道公社訪問後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「私たちは、スイスのウクライナとの3年間にわたる新協力プログラムを歓迎している。同プログラムの総資金からドンバス水道公社の必要のために、2020年は140万スイス・フランが拠出された。今日、私たちは、ソマルーガ大統領とスイスからの人道支援物資を見ている。17台のトラックだ」と発言した。

大統領は、そのうち15台は水の洗浄用薬品、1台はスロヴヤンシク中央病院への個人用防護品、1台はヴォルノヴァハとマリウポリの水道水洗浄用機器だと伝えた。

大統領は、ドンバス水道公社は同州の被占領地住民を含む400万人近い住民の飲料水を確保しているとしつつ、しかし違法武装集団により同社施設が繰り返し攻撃を受けていると伝え、その攻撃により断続的に住民への水供給が止まり、インフラの状態が悪化したり、物資が不足したりしてきたことを喚起した。

その上でゼレンシキー大統領は、この状況下での水道水洗浄のためのスイスの人道支援が極めて重要であることを強調した。

大統領は、「この支援のおかげで、私たちは、言葉だけでなく、行動でも、ドンバスとクリミアはウクライナだということを共同で示すことができるのだ。そこ(被占領地)にはウクライナ人が住んでいる。私たちは彼らのことを忘れていないし、彼らがウクライナへできるだけ早く戻れるよう、あらゆる可能なことをしている」と明言した。

ソマルーガ・スイス大統領は、現時点では浄水のための支援を300トン供与すると伝えた。

その上で、ソマルーガ大統領は、「これはスイスからの最後の人道支援ではない。9月には、私たちは、次の大型人道支援を予定している。スイスは、ジュネーブ協定の保管国であり、その意味でスイスは、この紛争にて国際人道法が遵守されるよう、また、民間人や民間インフラが適切に防護されるよう、あらゆる可能なことを今後も行なっていく」と強調した。

なお、7月20日から23日にかけて、スイスのシモネッタ・ソマルーガ大統領がウクライナを訪問している。

写真・動画:大統領府広報室


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