【ウクライナ機撃墜】ウクライナはイランの新たな報告に同意していない=クレーバ外相

【ウクライナ機撃墜】ウクライナはイランの新たな報告に同意していない=クレーバ外相

ウクルインフォルム
ウクライナは、本年1月のウクライナ国際航空旅客機撃墜の原因を「人的ミス」とするイラン航空当局の報告に同意しておらず、引き続き捜査結果と法的な事実確立を待っている。

14日、ドミトロー・クレーバ外相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「イラン側が主張しているような、人的ミスによって航空機が撃墜されたと主張するのは時期尚早である。私たちには、事件について多くの質問があり、多くの権威があり、偏見が除かれ、最大限客観的な回答が必要である。現時点で、ウクライナは、航空機が人的ミスによって撃墜されたとする主張には同意することはできず、私たちは、その問題は全ての事実を明らかにする刑事捜査の枠内にて解決されるべきだと確信している」と強調した。

外相は、その後最終的にウクライナ機撃墜の原因について主張することが可能となると発言した。

外相は、「民間機撃墜は、いかなる場合でも、どのような原因であっても、違法な行為であり、イランは国際法に従いその行為の責任を負うことになる。ウクライナ外務省には、その司法的・外交的闘いを行う準備が完全にあり、イランが事件につき最大限の代償を払うよう、私たちはすべきことを全て行う」と発言した。

加えて外相は、在イラン・ウクライナ大使館の情報では、イラン側は、7月20日から30日にかけて、遺族への補償に関する協議実施のためにウクライナを訪れる用意があると述べていると伝えた。

更に外相は、次の重要な段階は撃墜されたウクライナ機のブラックボックスの解析であるとし、その解析は来週からフランスにて米国、カナダ、フランス、英国、ウクライナの専門家の参加を得て行われると説明した。

これに先立ち、7月11日、イラン民間航空機関(CAO)は、ウクライナ国際航空旅客機撃墜の主要な「人的ミス」として、レーダーシステムの調整ミスによるものだとする報告を行っていた。

2020年1月8日、イラン首都テヘラン近くにて、テヘラン~キーウ(キエフ)間を飛行していたウクライナ国際航空旅客機ボーイング737が革命防衛隊のミサイルにて撃墜され、乗客・乗員176名全員が死亡した。

イランは、1月11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-