ロシアは2014年以降、クリミアにて意図的に「テロリスト」を探している=外務次官
ウクルインフォルム
ロシア連邦は、クリミアにて、イスラム教徒に懲罰を加えながら、住民を脅迫する政策を継続している。
23日、エミネ・ジェパル(ジャパロヴァ)外務次官が、クリミアでの「イスラム解放党」裁判審理につき、フェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ジェパル次官は、「7名のウクライナ国民に76年。これが、ロシアの『裁判』がクリミア在住イスラム教徒に対して信仰を理由に下した判決だ。ロシアの裁判所は彼らをテロリストだとみなしている。(中略)ロシアは、2014年から、クリミアにて意図的に『テロリスト』を探し、そして…見つけている。そう、ロシアは、『イスラム過激主義』という神話とそれに対する英雄的な闘いなるものを拡散している。ロシアは、クリミアの住民を脅しているのだ」と書き込んだ。
次官は、6月22日の「控訴審理」にてまたしても見世物判決が示されたと指摘し、「ムスリム・アリイェフ氏は厳格収容所に19年、エンヴェル・ベキロフ氏は18年、ヴァディム・シルク氏と人権保護活動家のエミル=ウセイン・クク氏は12年、レファト・アリモフ氏は8年、アルセン・ジェパロフ氏は7年だ。このおぞましい判決は、2019年11月に下されたものであり、2020年6月22日に本件の最初の控訴裁判が開かれた」と伝えた。
次官は、同「裁判」は、「技術的理由で」休廷が言い渡されたとし、「次の『裁判』は、6月25日だ」とし、人権NGOアムネスティ・ウクライナの活動を支援しつつ、ロシア連邦の軍事検察に書簡を送るよう呼びかけた。