ゼレンシキー大統領、ローマ教皇と電話会談 露での被拘束者支援を要請

ゼレンシキー大統領、ローマ教皇と電話会談 露での被拘束者支援を要請

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は5日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇と電話会談を行なった。

大統領府広報室が伝えた

発表には、今回の電話会談は、2月8日のゼレンシキー大統領のバチカン公式訪問時に始まった対話の継続だと書かれている。

発表によれば、両者は、新型コロナウイルス感染(COVID-19)の世界的流行により生じている現在の危機的状況、特に世界中の人道面の挑戦について協議した。

教皇は、ウクライナによる連帯への希求を評価した。

ゼレンシキー大統領は、「ウクライナにとって、欧州の団結、連帯、開放性におけるあなたの支持は重要である。欧州大陸における相互信頼の回復、連携の強化に向けた作業を今行うことが重要だ」と指摘した。

大統領はまた、ローマ教皇に対して、国内にて、学校のオンライン授業をはじめとする成功している防疫措置について伝えた。また、ウクライナの複数の教会が政府の防疫制限を支持したことが好例として紹介された。

大統領は、教皇に対して、ドンバスの治安情勢について報告した上で、被占領下にあるドンバス一部地域とクリミア、並びにロシア領にて違法に拘束されているウクライナ国民の解放につき支援を要請した。

大統領は、「私たちは、平和的情勢解決を前進させるための決定を模索している。ウクライナは、自国の安全保障、主権、領土一体性に関する『レッドライン』を越えることはない」と強調した。

フランシスコ教皇は、ゼレンシキー大統領に対して、平和的情勢解決の試みに謝意を伝え、またイタリアにて有罪判決を受けたウクライナ軍人であるヴィタリー・マルキウ氏の解放問題に携わっていると指摘した。

教皇は、ゼレンシキー大統領に対して、ウクライナ国民を心の近くに感じていることを、人々に伝えるよう依頼した。

両者はまた、人文面についても協議を行い、保健や環境保護での連携強化や、共同イニシアティブ実施について合意した。

ゼレンシキー大統領は、フランシスコ教皇にウクライナを訪問するよう招待した。

なお、2019年7月12日、イタリアの裁判所がウクライナの国家警護隊元隊員であるヴィタリー・マルキウ氏に懲役24年の有罪判決を言い渡している。同氏には、2014年5月24日にイタリア人写真家のアンドレア・ロッケリ氏とロシア人の通訳者アンドレイ・ミロノフ氏を複数名で事前に計画して殺害した容疑がかけられていた。ロッケリ氏とミロノフ氏は、当時武装集団支配地域であったウクライナ東部のスロヴヤンシク近郊カラチュン山付近で迫撃砲砲撃により死亡している。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナ外務省と検事総局に対して、マルキウ氏の引き渡し問題に取り掛かるよ王支持を出している。


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