ドイツ外務省のウクライナ班の所属職員は11名
ウクルインフォルム
ドイツ外務省は、ウクライナ問題特使を新たに任命した。現在、同国外務省のウクライナ班で勤務する外務省員は11名となっている。
新しいウクライナ問題特使は、ジャン=ピエール・フローリ氏。ミハエル・ジーベルト独外務省東欧・コーカサス・中央アジア問題全権がツイッター・アカウントにて伝えた。
ジーベルト氏のツイートには、「私たちの新しいウクライナ問題特使となったジャン・フローリ氏を歓迎する!」と書かれている。
ウクルインフォルム特派員は、独外務省のウクライナ班で勤務する省員が11名であることを確認した。
また、アンドリー・メリニク駐独ウクライナ大使は、今回の任命につき「ドイツ外務省内には、11名もの省員が担当する国は、他に一つもない!」と書き込んでいる。
なお、ドイツ外務省にて、米国を担当する省員は7名、ロシアを担当するのは4名である。
メリニク大使は、本件につき、そもそもドイツ外務省内に6年にもわたり、ウクライナ担当班が存在すること自体が、ドイツ政府によるウクライナ支持を示す強力なシグナルであり、ドイツがウクライナ東部戦争を強く止めたがっていること、ウクライナの国内改革を支持していることを示すものだと指摘した。
ドイツ外務省内のウクライナ問題特使のポストは、2014年8月に設置されたものであり、今回のフローリ氏の任命で4人目となる。
ジャン=ピエール・フローリ氏は、2017年から2020年にかけては、駐露ドイツ大使館にて経済班長を務めていた人物。
また、2005年から2010年にかけて、在ウクライナ独大使館にて、文化・教育・民族マイノリティ問題担当一等書記官を務めている。
その他、欧州安保協力機構(OSCE)民主制度・人権事務所(ODIHR)や、在リトアニア独大使館での勤務経験がある。
写真:ミハエル・ジーベルト氏(ツイッター)