ゼレンシキー大統領、ウクライナを米大統領選に巻き込まないよう呼びかけ

ゼレンシキー大統領、ウクライナを米大統領選に巻き込まないよう呼びかけ

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ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ウクライナ最高会議議員が公開した、ポロシェンコ前大統領とバイデン前米大統領の会話のものとの指摘のある音声記録にて、ウクライナが米国の大統領選挙に巻き込まれることに反対すると表明した。

1日、英デイリー・テレグラフ紙が掲載した、ゼレンシキー大統領のインタビュー記事に書かれている

ゼレンシキー大統領は、「なぜウクライナをもう一度巻き込む必要があるのか? 現在、私たちは米国にて双方の支持を得ているのだ。上院でも下院でもだ。私たちは大統領の支持もある。その音声記録は、優先されるものではない」と強調した。

大統領は、ウクライナと米国の戦略的パートナーシップの重要性を強調した上で、「ウクライナはいかなる国の内政状況にも外政状況にも影響を及ぼしたいと思っていない。いかなる国の選挙プロセスにもだ」と発言した。

ゼレンシキー大統領はまた、バイデン氏とポロシェンコ氏の会話記録の流出への関与可能性を否定した。

また大統領は、「私は、その(編集注:ポロシェンコ氏とバイデン氏の)合意の詳細について何も知らない。合意されたのかどうか、そのような合意がそもそもあったのかどうかも知らないのだ。唯一、私が関心があるのは、どのようにして通信傍受が可能となったのか、どうやって大統領府にて音声記録が作られたのか、ということだ」と発言した。

これに先立ち、5月19日、国内報道機関が、アンドリー・デルカチ最高会議議員(無所属)が、あたかもバイデン前米副大統領がポロシェンコ前大統領に影響力を行使している証拠であると主張する音声記録を公開したと報じていた。

デルカチ氏は、この音声記録を、調査報道を行う記者から入手したとし、音声記録自体はポロシェンコ氏本人が作成したものだと述べている。

デルカチ氏は、この音声記録における一つ目の話題は、2015〜16年の「ブリスマ社の汚職スキーム維持と10億米ドルの交換」に関する両者の会話だと主張しており、とりわけ「『ブリスマ社捜査を行っていた』ヴィクトル・ショーキン当時検事総長の解任の必要性」について話されていると指摘。

デルカチ氏はまた、10億ドルはポロシェンコ氏とつながりのある企業による軍事関連調達を使途としていたと主張した。

これにつき、バイデン氏のスポークスマンは、「音声記録」につき「激しく編集されたもの」と述べ、ロシア連邦からの新たな評判を傷つける試みだとコメントしている

写真:大統領府広報室


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