トルコ外務省、クリミア・タタール人とウクライナ領土一体性への支持を表明
ウクルインフォルム
トルコ外務省は、5月18日のクリミア・タタール民族追放犠牲者追悼日に合わせ、クリミア・タタール人への支持とウクライナの領土一体性への支持を表明した。
トルコ外務省がクリミア・タタール民族追放76周年に際したアクソイ報道官声明を発出した。ウクルインフォルムのアンカラ特派員が伝えた。
声明には、「76年前のこの日、クリミアの先住民であるクリミア・タタール人は、強制的に故郷を追い出され、非人間的な条件で追放された。25万のクリミア・タタール人のうちの相当な部分が、追放中、あるいは、追放先で亡くなった。クリミア・タタール人は、1944年の追放後も何十年も故郷に戻ることができなかった」と書かれている。
声明にはまた、トルコは、これまで同様、クリミア・タタール民族とウクライナ領土一体性を支持していると書かれている。
同時に、トルコ外務省は、5月21日にはチェルケス人の追放という悲劇もあったと喚起している。声明には、「156年前の5月21日、コーカサスの民たちが困難な条件で強制的に故郷を追い出され、その結果、多くの人々が命を落としている。私たちは、クリミア・タタールの兄弟とコーカサスの兄弟の痛みを共有し、追悼を捧げ、これらの悲劇的出来事の際に命を失った人々へのアッラーの加護を祈る」と書かれている。
なお、5月18日は、ウクライナでは、1944年のクリミアからのクリミア・タタール人全民族の追放を喚起する「クリミア・タタール民族追放犠牲者追悼日」と定められている。