メルケル独首相、シュミハリ宇首相とビデオ会談 改革支持を約束
ウクルインフォルム
アンゲラ・メルケル独首相は、ウクライナのデニス・シュミハリ首相とビデオ形式での初協議を行い、危機下におけるサポートとウクライナの改革路線への支持を表明した。
12日、ドイツ連邦政府のウェブサイトに協議結果が公開された。
発表には、「メルケル首相は、シュミハリ首相に対して、ドイツによる、非中央集権化、エネルギー、裁判改革、汚職との闘いの分野における改革路線支持の継続を約束した」と書かれている。
更にメルケル首相は、新型コロナウイルス危機の克服に向けたウクライナへのサポートの可能性も分析すると約束した。
両者は、両国の密接な二国間国経済関係、ウクライナの国内改革プロセス、ウクライナ東部の治安情勢について意見を交換した。
両首相は、新型コロナウイルス感染拡大抑止方策について協議を行なった。
シュミハリ首相は、ウクライナ政府は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)との密接な協力の下で改革路線を継続すると明言した。
発表には、ドイツがウクライナの最も重要な経済パートナー国の一つであり、2019年の二国間貿易総額は78億ユーロに達したと書かれている。その他、約2000のドイツ企業がウクライナに進出しているとのこと。2014年以降のドイツによるウクライナの支援額は約12億ユーロとなっており、2019年には、ドイツは、対ウクライナ二国間人道支援における最大ドナー国となっていると説明されている。
写真:Bundesregierung、Guido Bergmann