防疫措置は5月22日以降も継続 都市間旅客輸送は夏半ばまでに再開可能性あり=首相
ウクルインフォルム
ウクライナ政府は、5月22日以降も新型コロナウイルス対策の防疫措置を継続する予定。地下鉄と都市間旅客輸送は、夏季半ばまでに再開の可能性がある。
12日、デニス・シュミハリ首相が1+1局番組「1+1と朝ごはん」出演時に発言した。
首相は、「公式には防疫期間は5月22日までとなっているが、しかしそれは終了日ではない。私たちはそれを継続する」と発言し、政府は防疫期間からの脱出の5段階計画につき、各段階の適用時期の作業をしているところだと伝えた。
その上で首相は、「現時点では、予想は難しい。現在、私たちは感染ピークを迎えている。7〜8日間、感染は横ばいだ。感染者の割合は増えていない。アクティブ件数から見た割合はむしろ少し減っている。まだウクライナでは、回復者数が感染者数を超えた日は1日もない。これは、私たちがピークを越えることを理解する上での、非常に重要な節目の段階である」と発言した。
また、首相は、地下鉄と都市間旅客輸送については、「非常に重要な問題だ。ピークを越えていない中で、200万の人々が車両に乗って密に接近して移動するのを想像してほしい。地下鉄と都市間旅客輸送は、感染拡散の触媒となるおそれがあるのだ」と発言した。
その上で首相は、現在地下鉄と都市間旅客輸送の再開時期を予想するのは難しいとしつつ、もしかしたら夏半ばまでには再開できるかもしれないと指摘した。