キーウ市長、市内の防疫措置の第一段階緩和計画を発表

キーウ市長、市内の防疫措置の第一段階緩和計画を発表

ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市行政府は、同市の防疫措置の第一段階緩和計画を発表した。

28日、ヴィタリー・クリチコ・キーウ市長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

市長は、「(措置緩和の)第一段階は、もし5月12日に向けて急激な感染者増加が生じなければ、開始される。そのため、今後2週間は、私たちにとって決定的な期間となる」と強調した。

市長の発言によれば、キーウ市の防疫措置の第一段階緩和により、最大300平方メートルの食料品店以外の店の営業が許可される(編集注:食料品店は現在も営業している)。その際、訪問客は10平方メートル空間内に最大1人に制限され、1日2回施設内の消毒を必ず行うことが義務付けられる。

市長はまた、第一段階では大型商業施設の営業は再開されないと伝えた。

また、理容室・美容室は営業を再開できるが、その際は必ず事前予約制とし、同時にサービスを受ける客を最大1人に制限しなければならず、また客一人一人へのサービスが終了した後に毎回必ず施設内の消毒を行うことが義務付けられるとのこと。

喫茶店やレストランに関しては、持ち帰りでの販売営業が可能となる。その場合、1日2回の施設内消毒が必須となる。

小規模製造業者、生活サービス(修理、クリーニングなど)、アトリエなども営業可能となる。その場合、10平方メートル空間にて勤務可能なのは最大10名まで、顧客受け入れは10平方メートルに最大1名となるとのこと。

公証人事務所や監査事務所も営業可能となるが、同様に顧客受け入れ制限が設けられる。

公園・広場の訪問が可能となるが、訪問する団体は最大2名、児童のいる場合は、成人2名に対して児童2名までとなると説明された。

また、市長は、第一段階解除では、学校、幼稚園、児童用広場、スポーツ広場、沿岸公園の利用は許可されないとし、「これらの緩和は、それ以降の解除段階となる」と説明した。

公共交通機関に関しては、これまで通り特定の乗客のみに対して運行する体制が続けられ、また地下鉄に関しては政府の決定がなければ再開されないと説明された。

その他、クリチコ市長は、第一段階解除が行われてから、2〜3週間経過した際に「感染件数の持続的な低減が見られない場合、第二段階には移行しない」と説明し、更に、状況が悪化した場合には、元の防疫措置を再施行すると伝えた。

4月28日9時時点でウクライナ国内にて確認されている新型コロナウイルス感染(Covid-19)事例は、9410件、キーウ市での累計確認件数は1298件となっている。


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