ウクライナの新型コロナ感染状況は肯定的予想に沿って進んでいる=首相
ウクルインフォルム
デニス・シュミハリ首相は、ウクライナにおける新型コロナウイルス感染(COVID-19)拡大の状況は今のところ肯定的予想に沿って進んでいると指摘した。
シュミハリ首相が、PBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
シュミハリ首相が、「(ウクライナの)医療システムのコロナウイルス感染患者による稼働率は、現在10%未満である。これは私たちがいわゆる肯定的予想シナリオで進んでいるということだ。しかしそれは、ウクライナで今年中にピークが来ないとか、爆発的感染が発生しないということは意味しない。概して、世界は今年コロナウイルスを克服できないし、どのような場合であれ、私たちは新しい世界、新しい社会制限の条件で生活せざるを得ない」と発言した。
首相はまた、閣僚会議(内閣)は、現在の防疫措置を5月11日まで延長するであろうと述べ、同時に、感染の有無を確認するための強制観察条件など、複数の措置につき緩和する計画だと伝えた。
首相は、「私たちが導入した措置は、人気がなく、かなり厳しいものだが、しかし、それらは現在結果を出している。残念ながら、皆がその措置を正しく理解して守っているわけではない。国立科学アカデミーの予想を最近受け取ったのだが、それによれば、感染ピークは2回予想されている。1回目は4月末、2回目は5月3日と8日の間だ」と発言した。
その上で首相は、政府は5月11日が理想的なラインであり、その後、肯定的な結果を受け取って、緩和体制での生活に進めることを予想していると述べた。首相は、「しかし、そうなることが決まっているわけではない。現在、世界の誰もコロナウイルスのデータは予想も予見もできない。誰もが推測しているだけだ」と述べた。
首相はまた、政府は厳しい制限措置と経済分野の活動のバランスを取るモデルを考案しているとし、とりわけ、多くの雇用を抱える中小企業が極めて重要だと強調した。