ウクライナはドンバスの武装集団と直接交渉をしていない=外相

ウクライナはドンバスの武装集団と直接交渉をしていない=外相

ウクルインフォルム
ロシアは、ウクライナに対して、いわゆる「DPR・LPR」なるものの代表者との直接協議をさせようと努力し、自らは仲介者の役割を担おうと試みているが、ウクライナ政権は、そのようなフォーマットを支持しておらず、ロシアが紛争の当事者であることを強調し続けている。

ドミトロー・クレーバ外相がアトランティック・カウンシル主催の会議の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

外相は、「ロシアは、2014年時点と同様、ウクライナに対して、いわゆる『ドネツィク・ルハンシク人民共和国(DPR・LPR)』なるものと直接対話を始めるよう要請している。それに対して、私たちは、前述の集団との直接対話は確立していない」と発言した。

外相は、ドンバス情勢協議を行う「三者コンタクト・グループ(TCG)」が「三者」と名付けられているのは、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)の3者にて構成されているからだと指摘した。

加えて外相は、「そしてもちろん、私たちは、ロシアを紛争の当事者とみなしているのであり、それ以外の、仲介者だとか調整者だとか、その他の何者ともみなしていないのだ」と強調した。

また、司会者から、ドンバス情勢解決政策の戦術が最近変わったのか、との質問があると、クレーバ外相は、ウクライナのロシアに対する政策にも、ロシアのウクライナに対する政策にも特別な変化は一切観察されていないと返答した。

外相は、「私たちは、2014年に話されていたことと同じことを議論している。私の考えでは、基本的ナラティブは今も同じままだ」と発言した。

同時に外相は、ウクライナ側にとっては今のところウクライナ国民の被拘束者を相互交換の形で解放することが基本的問題となっていると伝えた。


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