ウクライナ外務省、日本政府にアビガン無償供与決定に謝意表明
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、日本が国連機関を通じて新型コロナウイルスへの治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」のウクライナへの供与を決定したことにつき謝意を表明した。
8日、外務省が公式ウェブサイトにメッセージを掲載した。
発表には、日本政府がウクライナにパートナー・サポートとして、アビガン(ファビピラビル)一式を供与することが書かれており、現在ウクライナ外務省が日本側とともに引き渡し手続きを行なっていると書かれている。
外務省は、多くの国がアビガンに対する関心を示しているとの日本の発表を紹介しつつ、同治療薬が現在新型コロナウイルス感染症(Covid-19)への効果について治験が行われていると伝えた。
その上で外務省は、クレーバ外相による「私たちは、支援要請に非常に迅速に対応してくれ、この治療薬供与対象20国にウクライナを加えてくれたことにつき、日本政府に感謝している」との言葉を伝えた。
また、発表には、ウクライナの外交官が世界中でCovid-19治療の先進的実践についての情報を集め続けているとし、外務省チームは支援の確保・供与をサポートしていると書かれている。
日本政府のアビガンの供与は、国連機関を通じて行われるとのこと。
これに先立ち、7日、日本政府は、ウクライナを含む20か国に対して、臨床研究拡大を目的に、新型コロナウイルスへの治療効果が期待されている新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を供与すると発表していた。