被拘束者交換は新型コロナ拡散で困難に=大統領府長官
ウクルインフォルム
新型コロナウイルス感染(Covid-19)の世界的拡散(パンデミック)が、ウクライナとロシアの間で協議の続く被拘束者相互解放(交換)のプロセスに困難を来している。
3月31日、アンドリー・イェルマーク大統領府長官がオンライン記者会見時にウクルインフォルムの記者からの質問に答える形で回答した。なお、長官と各記者のやり取りは、記者がフェイスブックの動画掲載ページのコメント欄に質問を残し、運営側が質問を選び、長官が回答するという形式で行われた。
イェルマーク長官は、「そのプロセスは継続しており、パンデミックを巡る状況により困難となっている。現在(解放対象者)リストの作成段階にあり、そのリストの更新が行われている。ご存知の通り、私たちは本件でいくつかの困難を抱えていた。なぜなら、赤十字代表者のアクセスが得られなかったからだ。しかし、私たちは、三者コンタクト・グループ(TCG)参加者からは確認を得ている。大統領と赤十字幹部との間で、同地(編集注:被占領下ドンバス)に赤十字代表者を速やかに派遣することについてのやり取りもあった。それが現地にいる人々全員のリストを補完することに繋がろう。この作業は継続しており、私は、あと1週間、もしかしたら2週間で、その交換が行えることを期待している」と発言した。
長官は、大統領と大統領チーム、ミンスク・チーム、ノルマンディ・チームにとって被拘束者交換は、基本的問題の一つだと発言した。
長官はまた、自身個人が交換に関する全てのプロセスをコントロールしており、大統領にも自身が報告していると発言した。
写真:大統領府