3月9日にマレーシア機MH17撃墜裁判開始 5か国は国連に報告

3月9日にマレーシア機MH17撃墜裁判開始 5か国は国連に報告

ウクルインフォルム
2014年7月のマレーシア航空機撃墜事件を捜査する共同捜査グループ(JIT)に加わる、ウクライナ、オランダ、ベルギー、マレーシア、オーストラリアの5か国は、国連事務総長と国連安保理に対して、2020年3月9日に本件の裁判プロセスがオランダで開始することを正式に報告した。

ウクライナ国連常駐代表部のオレフ・ニコレンコ報道官がウクルインフォルムにコメントした。

ニコレンコ氏は、「ウクライナ、オランダ、ベルギー、マレーシア、オーストラリア5か国が国連安保理と国連事務総長に大使、共同書簡にて、MH17機撃墜に関し、オランダにて裁判が開始することを報告した」と伝えた。

同氏は、国連に送付された同書簡の写しをウクルインフォルムに寄越した。

書簡には、「2020年3月9日の刑事裁判審議の開始は、真実の確立とMH17機の犠牲者と遺族にとっての正義の達成、MH17機撃墜に責任ある人物を裁く上で重要な節目となる」と書かれている。

なお、2019年6月、マレーシア航空機MH17撃墜事件の捜査を行う国際共同捜査チーム(JIT)は、同撃墜に関与した容疑者4名を公表しており、オレグ・プラートフ氏(露国籍)はその内の1人。JITは、プラートフ氏につき、地対空ミサイル・システム「ブーク」の移送に関与し、航空機の撃墜した地域の警備を担当した容疑を発表していた

MH17撃墜事件の裁判は、2020年3月9日に始まる。

マレーシア航空機撃墜事件とは、2014年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ向かっていたマレーシア航空機MH17がウクライナ東部ドンバス地方上空で武装集団により撃墜され、乗客・乗員合計298名全員が死亡した事件をいう。

2016年9月、国際共同捜査チーム(JIT)は、同事件の技術捜査の結果として、同航空機が、親露武装集団支配地域から地対空ミサイルシステム「ブーク」により発射された弾頭「9M38」により撃墜されたことを判明させていた。

同時に、民間調査グループ「ベリングキャット」は、MH17を撃墜した「ブーク」がロシア軍第53対空旅団発のものであることを判明させていた。ベリングキャットは、ソーシャル・メディアとオープンソース情報の独自の分析を通じて、MH17撃墜に関与した20名のロシア軍人を特定させた報告書を発表した。これら軍人の名前が写真付きで示されているこの報告書は、オランダの検察に渡されている。

2018年5月24日には、JITは、MH17を撃墜したロシアのミサイルの破片を公開しつつ、ミサイルがロシアのクルスクを拠点とするロシア軍第53対空ミサイル旅団に属するものであることが判明したと発表した。


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