
86名のクリミア・タタール人がロシアとの被拘束者交換リストに入っている=オンブズマン
ウクルインフォルム
ウクライナ側が準備している次回の被拘束者交換リスト(解放要求リスト)には、200名のうち86名が違法に拘束されているクリミア・タタール人が含まれている。
リュドミラ・デニーソヴァ最高会議人権問題担当全権(オンブズマン)がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した。
デニーソヴァ氏は、「それ(リスト)には、86名のクリミア・タタール人が入っている。様々な懲罰プロセスにある者たちだ。有罪判決をを受けたばかりの者、懲罰を受けている者、懲罰を受けた後に制限を受けている者である」と発言した。
同時に同氏は、被拘束者交換の準備は静寂を要するものであり、リスト関係の話は注意を要すると指摘した。
同氏は、「リストはある。私は、私たちのオフィスで作られているものについてのみ話すことができる。ロシア連邦領と被占領かクリミアにて不自由な場所にいる、115名のウクライナ国民である」と発言した。また、同リストには、被占領かドネツィク・ルハンシク両州の一時的被占領地にて拘束される国民も含まれていると述べた。
その上で、同氏は、「どうして200かと言うと、オンブズマン事務所やその他のウクライナ国家機関はしばしば、被拘束者の所在地を特定できないからだ。誰かが行方不明になり、ウクライナ側が、彼らを見つけ交換するために、リストに加える、そしてあちら側がその人物の所在を確認するのだ」と発言した。
なお、3月5日、ゼレンシキー大統領は、三者コンタクト・グループにてウクライナ側は、200名以上の人物を次期被拘束者相互解放(交換)のために提出したと述べていた。大統領は、同交換が3月中に行われることへの期待を表明している。