ラズムコウ国会議長、キーウでのNATO議員総会の延期可能性を指摘
ウクルインフォルム
ウクライナ政権は、5月22~25日にキーウ(キエフ)にて開催が予定されている北大西洋条約機構(NATO)議員総会の準備を今のところ続けている。
ドミトロー・ラズムコウ最高会議(国会)議長が5日、記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、新型コロナウイルスの感染拡大にともなうNATO議員総会の延期はあり得るのかとの質問に対し、ラズムコウ議長は、「5月開催のNATO議員総会については、もう少し待とうではないか。今日の時点では、それに向けた準備を続けている」と発言した。
同時に議長は、コロナウイルスの感染が拡大した場合には、最高会議が何らかの方策をとる可能性は排除されないとも指摘した。議長は、「コロナウイルスと関連し得るような出来事について話すのであれば、私たちは、問題は拡大しているのを目にしている。残念ながら、ウクライナ国内にも感染者は既にいる。今のところ最高会議の追加方策はとられていないが、しかし、そのような方策が後日とられる可能性は私は排除しない」と発言した。
なお、最高会議は、2020年5月22日から25日にかけて、キーウにてNATO議員総会の春会期の開催を予定している。