最高会議委員会、汚職対策局長解任決議案を支持せず
ウクルインフォルム
最高会議(国会)の汚職対策政策委員会の委員は、国家汚職対策局(NABU)のアルテム・シートニク局長解任に関する決議案を支持する決定を採択しなかった。
3日、同委員会のヤロスラウ・ユルチーシン副委員長(声党会派)がウクルインフォルムの記者にコメントした。
ユルチーシン副委員長は、「委員会は、この決議が完全に政治的なものであり、汚職関連行政違反に関する裁判所の決定は本件(NABU局長解任)の根拠にはならないため、汚職防止関連法に反する、という唯一の合法的決定を実質的に採択できなかった。(決議案に)賛成したのは、人民奉仕者党と野党生活党の代表者だ。議論で、彼らは、これが完全に政治的決定であることを認めた。基本的に、委員会は、本件に関し、法制への敬意の完全な欠如を示すことになった。5人の委員のみが、この決議案が汚職防止法に合致しないとの決定を支持、残りは留保した。つまり、委員会に、この決議案に関する決定はない。委員会はその決議案を採択できなかった。本件につき大体の決定はない」と発言した。
なお、これに先立ち、2月7日、シートニクNABU局長解任決議案が最高会議に登録されていた。同決議案は、216名の議員が執筆者となっていた。