ヴォルカー米国元ドンバス問題特別代表、今後のドンバス情勢の変化の可能性は小さいと指摘

ヴォルカー米国元ドンバス問題特別代表、今後のドンバス情勢の変化の可能性は小さいと指摘

ウクルインフォルム
米国務省にてドンバス問題を担当していたカート・ヴォルカー元特別代表は、ドンバスの占領はまだしばらく継続する可能性が大きいとの見方を示した。

ヴォルカー氏が、欧州プラウダ通信への特別代表辞任後初となるインタビューの際に発言した

同氏は、ロシア、特にプーチン露大統領は現在、ドンバスについての何らかの合意に達成するという案を支持していないだろうとし、「最もあり得るシナリオは、ドンバス占領の継続であり、プーチンが『そこに我々はいない』といい続け、問題を作り続け、ウクライナに圧力をかけ続けることであろう」と発言した。

同氏は、米国はロシアの意向を理解しようと多くの努力を注いだとし、その結果となる結論は「クレムリンは何も変える予定はない。そしてそれはドンバスに限った話ではない」というものだと述べた。

同氏は、「そして、私たちは、残念ながら、この状況を変える機会を失ってしまった。なぜなら、米国が弾劾手続きにより、プロセスから自ら退いてしまったからだ。残念ながら、それによりロシアに対する圧力が著しく低減してしまった」と発言した。

更に同氏は、ドイツとフランスのノルマンディ・フォーマットにおける行動がロシアに対して、戦術を行なう大きな余地を与えてしまっていると指摘した。

その上でヴォルカー氏は、「正にそれが故に、私たちは、ドンバスにおいてまだ長い間、変化を目にすることはないであろう」と述べた。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-