イラン、ウクライナ航空機撃墜の報告書を公開
ウクルインフォルム
1月8日のイラン首都テヘラン近くにて撃墜されたウクライナ航空機は、地対空ミサイル・システムの2発の短距離ミサイルによるものだと発表された。
イラン民間航空機構が発表した。米ブルームバーグが報じた。
報告書によれば、撃墜したミサイルは、地対空ミサイル・システム「トールM1」のものとのこと。
また、航空機がテヘランの空港を離陸したのは現地時間午前6時12分で、報告書によれば、高度8100フィートで航空機から管制塔への連絡が途絶えたと書かれている。その後、同機は、6時15分に二次監視レーダー(SSR)のモニターから消え、6時18分には一次監視レーダー(PSR)からも姿を消したとのこと。
報告書では、ブラックボックス は、「この種の中では、最も進んだ装備」であり、イランには、解析する機器がないと書かれている。
また、イランは、フランスと米国の事故捜査当局が、ブラックボックスの解析に必要な機器の送付を拒否したと伝えている。
これに先立ち、これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。同機には、乗客・乗員計176名が搭乗。ウクライナ国民11名を含む、その全員が死亡している。
イランは、11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。