ウクライナ機撃墜事件:ゼレンシキー大統領、カナダ大使館を訪れ弔意表明
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ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は15日、キーウ(キエフ)市内の在ウクライナ・カナダ大使館を訪れ、8日にイランでのウクライナ航空機PS752便撃墜事件時に亡くなったカナダ国民へ弔意を表明した。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、大使館に設置された航空機撃墜事件犠牲者の名前が示された追悼パネルの前で弔問記帳を行なった。
大統領は、「かつて人類は、航空機を発明した。かつて人類は、武器を発明した。しかし、人はいつか、自らの発明から身を守る効果的手段を発明できるのだろうか?いつか人は、ボーイング737撃墜悲劇による私たちの拭いようのない共通の痛みを表現する言葉を発明できるのだろうか?」と書き込んだ。
大統領はまた、ウクライナとカナダは歴史的に多くの共通点を持っているが、今は不幸なことに両国を共通の悲しみが繋げていると発言した。
大統領は、また帳簿に各国の犠牲者遺族への哀悼を書き込んだ他、ガラザ加大使との会談の際にもカナダ国民への哀悼の意を表明したとのこと。ガラザ大使からは、ウクライナの捜査協力につき謝意が述べられたと書かれている。
これに先立ち、これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。同機には、乗客・乗員計176名が搭乗。ウクライナ国民11名を含む、その全員が死亡している。
イランは、11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。