ゼレンシキー大統領、イランでのウクライナ機撃墜被害者遺族と再び面会
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、8日のテヘラン近くにおけるウクライナ航空機撃墜の被害者遺族と再び面会し、ウクライナ国民の遺体は1月19日までに返還されることへの期待を伝えた。
15日、大統領府広報室が発表した。
ゼレンシキー大統領は、遺体のウクライナへの速やかな返還が課題であると述べ、「1月19日に返還されることを期待している。もしかしたら、プラスマイナス2日となるかもしれない。しかし、私たちにもイランの専門家にもそのような課題が提示されている」と発言した。
大統領は、ウクライナの専門家が10名まだイランに滞在しており、遺体特定と返還の作業を行っていると述べた。また、大統領は遺体は「現時点で数名が特定されている」と伝えた。
また、大統領は、ウクライナ政府から各遺族に20万フリヴニャの補償が支払われること、またイラン側からの賠償金も要求していくことを喚起した。
加えて大統領は、遺体の埋蔵等に関する費用も提供されることを約束した。
これに先立ち、これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。同機には、乗客・乗員計176名が搭乗。ウクライナ国民11名を含む、その全員が死亡している。
イランは、11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。