ゼレンシキー大統領、プーチン露大統領の「ウクライナ東部で大虐殺が起きる」発言に返答

ゼレンシキー大統領、プーチン露大統領の「ウクライナ東部で大虐殺が起きる」発言に返答

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ゼレンシキー大統領は、ロシア連邦のプーチン大統領が「恩赦法なくウクライナ東部の国境を返還したら大虐殺が起きるおそれがある」と述べていることにつき、ウクライナは自由で民主的な国家であり、自国民を尊重しているのであり、そのような虐殺は起こらないと発言した。

12日、ゼレンシキー大統領が1+1局番組出演時に発言した。

大統領は、テレビ出演中、「プーチンはそのことを、私たちの会談時に確か2回発言した。私たちは、私たちが全く別の人間、自由で民主的な人間なのだと説明した。私たちは、そこにウクライナ人が暮らしていることがわかっている。そして、私たちはウクライナ国民に対して敬意を持って接しているし、虐殺なるものは一切起こらない。私は、プーチン氏に全くそのように述べたのだ」と発言した。

ゼレンシキー氏はまた、プーチン氏に対して「あなたがどんな人を想像しているのか知らないが、私は別の人間だ。私は、あなたが誰とその問題について話したのか知らないし、別の国でどんな経験を得たのかも知らない。しかし、私たちは、別の国であり、別の政権であり、私たちにとって、最も重要なのは、人命なのだ」と述べたと伝えた。

なお、これに先立ち、プーチン露大統領は、ノルマディ4国首脳会談の翌日の12月10日、記者団を前に、ドンバス地方で「スレブレニツァの虐殺」が繰り返される可能性があると発言していた。スレブレニツァの虐殺とは、1995年にボスニア・ヘルツェゴビナにて起きた大規模虐殺事件のこと。

プーチン氏は、「恩赦法はまだ採択されていない。2015年に合意し、何らかの決定はあるが、しかし何も起こっていない。そして、ウクライナ側はいつも『国境を軍によって閉ざさせてくれ』と言うのだ。しかし、私は、その後何が始まるか想像している。スレブレニツァの虐殺が起こるのだ」と発言していた。

写真:大統領府


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