ウクライナ外務省、セルビア政府に対し、自称「クリミア政権代表者」受け入れを抗議
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、12月4~7日、セルビアの首都ベオグラードを、クリミアの占領政権の代表者が訪問したことにつき深い懸念を表明し、スヴィトラナ・コシュティチ・セルビア大使代行を外務省に呼び出し、抗議したと発表した。
11日、外務省がコメントを発出した。
コメントには、「ウクライナ外務省は、2019年12月4~7日にベオグラードをクリミアの占領政権代表者が訪問し、その際、セルビア議会議員との会談が行われ、会議『ベオグラード対話:ロシアとの建設的関係とクリミアの人々の意思発露の承認』が開催されたとの事実に深く懸念している」と書かれている。
また、外務省は、本件はウクライナにとって非友好的な行動であり、2014年3月27日国連総会第68/262決議「ウクライナの領土一体性」を侵害するものであり、ロシア連邦によるクリミア自治共和国の違法占領を合法化する試みとみなされると発表している。
外務省はまた、「2019年12月11日、抗議表明のため、スヴィトラナ・コシュティチ駐ウクライナ・セルビア大使代行をウクライナ外務省に呼び出した」と報告した。