汚職対策局、資産登録へのアクセス獲得へ
ウクルインフォルム
政権高官の汚職犯罪に限定して捜査を行う治安機関「国家汚職対策局(NABU)」は、国家汚職防止庁(NAPC)から、公務員・政権高官の資産申告データへのアクセス権を得る。
11日、ナターリヤ・ノヴァクNAPC代表代行が発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ノヴァク代表代行は、「国際機関からの重要な条件の一つであったのが、NABUの資産登録へのアクセスである。この署名は、NABUによる私たちの登録へのアクセス手続きに関するものだ。彼らには、捜査活動を行ううえで、この登録が必要なのだ」と説明した。
また、ノヴァク代行は、NAPCのこれまでの幹部は、NABUに資産登録へのアクセス権を与えることを嫌がっていたと指摘し、その理由の一つとして、NABUが同登録を情報分析活動に利用する計画を有していたからだとコメントした。
ノヴァク代行は、同登録には個人データが含まれることを喚起しつつ、NABUは不適切なデータ利用の責任を定める、内部ルールの作成をすべきであるとも指摘した。