「ドンバスもクリミアもウクライナだ」 ゼレンシキー大統領、領土問題の妥協はしないと強調
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、パリでのノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談にて、ウクライナが連邦制を採用することはないし、クリミアやドンバスを含め、領土面で妥協することも不可能だと発言した。
ゼレンシキー大統領がノルマンディ首脳会談後の4首脳共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
大統領は、「私が、ウクライナ大統領として決して侵害することがなく、ウクライナ国民が決して同意することのない、いくつかの原則を強調したい。第一に、連邦制は不可能だということだ。ウクライナは単一国家であり、それは憲法上の不変条項であり、国家存在に関する不可侵の原則である」と強調した。
大統領は、第二の原則として、ウクライナの外交方針、発展の方向性に対して影響を及ぼすことは不可能であると指摘し、国家の進む方向は、常にウクライナ国民のみが選択していくものだと強調した。
第三の原則につき、大統領は、ウクライナ側の領土的譲歩を通じてドンバス情勢解決をするような妥協は、不可能であることだと指摘した。
ゼレンシキー大統領は、「ウクライナ人一人一人にとって、ドンバスも、クリミアも、ウクライナなのだ」と強調した。
なお、12月9日、パリにて、3年ぶりのノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談が開催された。
写真:AA