ゼレンシキー大統領、4国首脳会談での自らの3つの優先課題を指摘
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、12月9日に予定される独仏宇露4国ノルマンディ首脳会談に向けて、自らの3つの優先課題を指摘した。
ゼレンシキー大統領がドイツのシュピーゲル誌へのインタビュー時に発言した。
まず大統領は、「何があっても、私はドンバスで戦争を始めない」と強調した。
加えて大統領は、ノルマンディ首脳会談にて議論するつもりである自らの3つ優先課題を指摘した。
1つ目は、大統領は、被拘束者交換であるとし、フランスとドイツは本件を支持しており、更に「ロシアが反対する理由は見当たらない」と発言した。
2つ目は、大統領は、停戦だと指摘した。
そして、大統領は、ドンバス地方における地方選挙について、同選挙を実施するためには、全ての違法な軍部隊が撤退する必要があると強調した。大統領は、「選挙は、ウクライナ国内法に従って実施される。そして、ウクライナ国内法は戦闘員のプレゼンスを認めない」と述べた。加えて、大統領は、ウクライナの全政党、監視団、ジャーナリスト、欧州安保協力機構(OSCE)、ウクライナ中央選挙管理委員会の全てがアクセスを得なければならないと指摘した。
その上で、大統領は、「これら3つの課題が解決すれば、あなた方は、私たちが戦争を終わらせたいと思っているのかどうかが分かるであろう。私たち自身は、確かに終わらせたいと思っている。しかしながら、その時、ロシアも本当にそれを望んでいるのか否かを、私たちは知ることになるのだ」と発言した。
なお、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国によるノルマンディ首脳会談は、12月9日に開催が予定されている。同会談は、ゼレンシキー大統領とロシア連邦のプーチン大統領の最初の会談となる。
ノルマンディ首脳会談の開催は、2016年10月19日のベルリン以来。