エストニア大統領、ドンバス訪問時の印象を説明
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ウクルインフォルム
エストニアのケルスティ・カリユライド大統領は、自身がウクライナを訪問し、ドンバス地方を視察した際の印象につき説明した。
26日、カリユライド・エストニア大統領が、タリン訪問中のヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領との共同記者会見中に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
カリユライド大統領は、「私の(ドンバス地方)訪問の主な目的は、現地で何が起きているかにつき、私から他国の首脳に伝えるためであった。記憶に残ったのは、あちら側(編集注:非政府管理地域)からウクライナのコントロールする側へ移動してきた人々が、私たちと対話することを、全くもって恐れていたことである。それは、彼らが恐怖の蔓延する環境からやってきたことの指標であった」と発言した。
同大統領は、当時の訪問にはウクライナの(ヘンナジー・ズブコー)副首相が同行していたが、人々は彼のところには集まり、彼とは話していたことを喚起しつつ、それはドンバスの人々がどちら側に属しているのかを示す出来事であったと発言した。
更に、同大統領は、国際社会はウクライナ東部情勢につき「両方とも悪い」のではないことを覚えておかなければならないと指摘し、「私たちは、侵略という問題を抱えているのであり、その際、一方は侵略国であり、一方は被害者なのだ」と強調した。
なお、26日、ゼレンシキー大統領は、代表団とともに、エストニアのタリンを公式訪問している。
写真:大統領府