ゼレンシキー大統領、「降服」という言葉にアレルギーがあると発言
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ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、ウクライナの国益を明け渡すことも、降服することも決してないと主張した。
11日、ゼレンシキー大統領が、オデーサにて「ウクライナ防衛者の日」記念式典に参加した際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「信じて欲しい。私はもはや、本当に『降服』という言葉にアレルギーを覚えている。皆にもう一度言いたいのだが、国益の明け渡しなど一切起こらない!それは私にもウクライナにも関係のない言葉だ」と強調した。
大統領は、毎日24時間、自身の努力は全て領土一体性の回復とドンバスの戦争停止のために向けられていると明言した。
大統領は、「ドンバスはウクライナであり、そこには平和が達成されねばならない。完全な停戦、全ての人質の帰還、外国軍部隊の撤退、国境管理の確立が起こらねばならない。地方選挙は、ウクライナ法のみにのっとり、機関銃ではなく、国際監視員の監視のもとで行われねばならないのだ」と強調した。
また、大統領は、併合されたクリミアのことも忘れておらず、クリミアの回帰は「私たちの次の挑戦だ」と発言した。
大統領は、「リテラシー、均衡のとれた外交、強力な安全保障・国防セクター、経済の再生、ウクライナ国民の福祉保障。これらからなる強固な基盤により、私たちの立場は強力な力を作り上げるのだ」と強調し、これらの基盤の強固にすることができるのは、領土一体性回復と強固なウクライナ再生を目的とする国民の団結のみだとの考えを示した。