独仏宇露4国首脳補佐官は署名のための文書を用意している=クチマ・ウクライナ代表
ウクルインフォルム
ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国からなるウクライナ情勢協議フォーマット「ノルマンディ・フォーマット」の首脳補佐官たちは、次回の4国首脳会談における署名に向けて、現在文書を準備している。
13日、宇露OSCEからなる3者コンタクト・グループ(TCG)でウクライナ代表を務めるレオニード・クチマ元大統領が、キーウ(キエフ)で開催されているヤルタ欧州戦略会議(YES)の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クチマTCGウクライナ代表は、「『ミンスク3』?実質的には、確かに、補佐官たちは決定を準備している。それは、彼らがそこ(会談)で署名しなければならないものだ。私が言っているのは、『ノルマンディ4』のことだ」と発言した。
記者たちが、ノルマンディ首脳会合における「シュタインマイヤー・フォーミュラ」の扱いについて尋ねると、クチマTCGウクライナ代表は、「それはそこで確定されない」と答えた。
その上で、クチマ代表は、「もう一度席について、何がウクライナにとって受け入れられるか、何が受け入れられないか定めなければならない。彼らが何に合意するのか、待とうではないか。なぜなら、そこ(編集注:被占領地)に行って、すぐに選挙をして、特別地位を付与して、憲法改正を提案する、というのは、悪いが、それはウクライナが取るステップではない」と強調した。
写真:YES © 2019、セルヒー・イリン、オレクサンドル・インディチー、オレクサンドル・ピリュヒン