オランダ政治家、ウクライナによるツェマフ氏の露への引き渡しに憤慨

ウクルインフォルムのハーグ特派員が伝えた。

ＣＤＡのクリス・ヴァン・ダム氏は、自身のツイッター・アカウントに「ウクライナは今でも国際共同捜査チーム（ＪＩＴ）の理想的なパートナーと言えるのか？国連安保理第２１６６決議はどうするのだ？ウクライナは何故自国民を引き渡したのだ？オランダは、本件を止めるために何をしたのだ？」と書き込んだ。

Dinsdag vraag ik reeds toegewezen MH17-debat zsm in te plannen. Is Oekraïne nog een betrouwbare JIT-partner? Betekenis VNVR2166?? Waarom levert Oekraïne (nu) per saldo wél eigen onderdaan uit. Wat heeft Nederland (diplomatiek, internationaal) gedaan om dit te keren? Bizar https://t.co/ybygr1tgem

— Chris van Dam (@ChrisvanDamCDA) September 7, 2019

Ｄ６６のショルド・ショルドスマ氏は、ツイッターで、ステフ・ブロック外相が本件に関する説明をすべきだと発言した。

ショルドスマ氏は、「ウクライナがこの容疑者を、私たちがＭＨ１７に責任を負うとみなす国、ロシアに引き渡したことを、私は遺憾に思う。私は、本件がどうして起きたのかにつき、ブロック外相が１０日に説明することを求める」と書き込んだ。

Ik vind het ontgoochelend dat Oekraine deze verdachte heeft uitgeleverd aan Rusland, het land dat wij staatsaansprakelijk stellen voor het neerhalen van MH17.

Ik wil dat minister Blok dinsdag in de Kamer uitleg komt geven hoe dit zo heeft kunnen gebeuren.

— Sjoerd Wiemer Sjoerdsma (@swsjoerdsma) September 7, 2019

これに先立ち、オランダのテレビ局は、オランダ検事総長がロシアに対して、マレーシア航空機ＭＨ１７撃墜事件捜査における容疑者であるヴォロディーミル・ツェマフ氏をオランダに引き渡すよう養成したと報じた。

同時に、在オランダ・ロシア連邦大使館は、ツェマフ氏引き渡しの要請は受け取っていないと発表している。

Обращения от нидерландской стороны по вопросу о выдаче В.Цемаха в Посольство не поступало.

— Russian Embassy in NL🇷🇺🇳🇱 (@rusembassynl) September 8, 2019

これまでの報道にあるように、９月７日、ウクライナとロシアの間で、３５名対３５名のフォーマットで、被拘束者交換が行われた。ウクライナには、ロシアで違法に断罪されていた政治囚１１名と、昨年１１月にケルチ海峡沖で拘束されたウクライナ海軍軍人２４名が帰還した。

ウクライナがロシアに引き渡した人物の中には、ＭＨ１７撃墜事件の主要証人である、「ＤＰＲ」の戦闘員、ヴォロディーミル・ツェマフ氏が含まれていた。

ツェマフ氏は、本年６月末、ウクライナの特殊機関が特殊作戦により被占領地から連行していた。