解放のベキロフ氏、100名以上のクリミア・タタール人等がまだ露に拘束されていると発言
ウクルインフォルム
クリミア・タタール人活動家で、7日のウクライナ・ロシア間大規模被拘束者交換にて解放されたエデム・ベキロフ氏は、まだ100名以上のクリミア・タタール人・政治囚が拘置所にて拘束されていると発言した。
ベキロフ氏がクリミア・タタール系テレビ局「ATR」の番組に出演した際に発言した。
ベキロフ氏は、「皆に会えてとても嬉しい。私たち、海軍軍人、民間人でもロシア連邦におけるウクライナの尊厳を守った人々、彼らの解放のために少しでも関わった人皆に大変感謝している。私は、全ての人権保護団体に感謝している。解放に関わった人一人一人に頭を下げる。しかし、この問題は終わっていない。現在、100名以上のウクライナ人政治囚、クリミア・タタール人たちが拘置所に入れられているのだ」と発言した。
これまでの報道にあるように、7日、ウクライナとロシアの間で、大規模被拘束者交換が行われた。ベキロフ氏をはじめ、クリミアやロシアにて違法に断罪されていたウクライナ国民11名と2018年11月にケルチ海峡沖でロシア側に拘束され捕虜となっていたウクライナ海軍軍人24名がウクライナに帰還した。
エデム・ベキロフ氏は、昨年12月12日、(へルソン州)チョンハルからクリミアへの入域の際に、ロシア連邦保安庁(FSB)に拘束されていた。ベキロフさんはクリミアに暮らす78歳の母親と親族に会うためにクリミアを訪れるところだった。同年12月13日、被占領地クリミアの「裁判所」は、ベキロフさんを拘置所で逮捕する判決を下していた。