プーチン露大統領、ウクライナとの被拘束者交換協議は「最終段階に近い」と発言

プーチン露大統領、ウクライナとの被拘束者交換協議は「最終段階に近い」と発言

ウクルインフォルム
ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナとの間で行われている被拘束者交換の協議は最終段階に近く、また交換は「大規模となる」と発言した。

5日、プーチン露大統領がウラジヴォストクで開催されている東方経済フォーラムにて発言した。ロシアのタス通信が報じた

プーチン露大統領は、「私は、交換は大規模なものとなると思っている」と述べ、また「それは正常化の方向へ向かう前進となるであろう」と発言した。

同大統領は、ウクライナとの被拘束者交換に関する協議は「最終段階に近い」と認めた。

加えて、同大統領は、「私たちは、人道の観点から協議の最終段階へと向かっており、私たちは公式政権とも協議をしている。近くそれは明らかになると思っている」と発言した。

同時に、プーチン露大統領は、繰り返しロシアとウクライナの関係正常化は「不可避だ」と発言した。同大統領は、「私は、歴史的展望から、(正常化は)不可避的に生じると思っている。それは、関係の完全な正常化のことであり、なぜなら私たちは、同じ一つの民が二つにわかれたものなのだから。私はそのことを何度も話してきた」と発言した。

これに先立ち、9月5日、キーウ(キエフ)控訴裁判所は、武装集団「DPR」のスニージュネ市の元「対空防衛部隊指揮官」であり、MH17撃墜事件の証言者である、ヴォロディーミル・ツェマフ容疑者の未決囚予防措置を、拘束から特別義務の下での釈放に変更する判決を下した。

報道各社は、ロシア政権がツェマフ容疑者を被拘束者交換のリストに加えることを要求していたと報じていた。

なお、本年6月末、ウクライナの特殊機関が自称「DPR」の支配地域にて、スニージュネ市の元「対空防衛部隊指揮官」であるヴォロディーミル・ツェマフ氏を拘束。同拘束につき、英国を拠点に活動するオープン情報検証グループ「ベリングキャット」は、ツェマフ氏が、マレーシア航空機MH17撃墜事件の決定的に重要な情報を有している可能性があり、オランダで行われる裁判にて最初の参考人となる可能性を指摘していた

マレーシア航空機撃墜事件とは、2014年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ向かっていたマレーシア航空機MH17がウクライナ東部ドンバス地方上空で武装集団により撃墜され、乗客・乗員合計298名全員が死亡した事件をいう。


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