プリスタイコ外相、独仏露とのノルマンディ会合につき報告

プリスタイコ外相、独仏露とのノルマンディ会合につき報告

ウクルインフォルム
2日、ベルリンにおいて、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシア4国(ノルマンディ・フォーマット)の首脳外政担当補佐官級会合が開催され、今後の首脳会合に向けて、約8時間におよぶ議論を行った。

ヴァディム・プリスタイコ・ウクライナ外相が同会合後に記者団に向けて発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

プリスタイコ外相は、「合意が近く履行され、首脳級会合への道が開くことを期待している。一定の成果があり、その結果をもとに、私たちは今後の首脳級会合を準備していく」と発言した。同時に、同外相は、4国が達した合意の内容については述べることはできないと述べた。

また、同外相は、達成すべき具体的内容として、兵力等引き離し地点のスタニツャ・ルハンシカに関してであるとし、同時にスタニツャ・ルハンシカと他2地点の引き離しは、ノルマンディ4国首脳が2016年に合意したものであることを喚起した。

外相は、「正にそのために、私たちは、この引き離しプロセスを完了させようとしているのだ」と発言した。

外相は、兵力等引き離しのために必要な行動として、(1)7日間連続の停戦(脅威の不在を確認するため)、(2)兵器と人員の撤収、(3)地雷除去開始ための回廊設置、(4)防衛施設の解体、(5)道の修繕、であると指摘し、この手続きは文書化されているが、これまで遵守されてこなかったと述べた。外相は、今回は、具体的な進展を得るために、3地点ある引き離し地点のうち、スタニツャ・ルハンシカに努力を集中させ、同地点の橋の修繕を開始することにしたのだと説明した。

外相はまた、独仏宇露4国首脳会談の開催日程について話すのは時期尚早だとし、4国首脳は、それぞれの国の首脳外政担当補佐官が提出する報告書をもとに、その後の首脳会合について決めるのだと説明した。同時に、プリスタイコ外相は、首脳会合前に、追加的な4国外相級会合を行う必要はないだろうとも発言した。

加えて外相は、2日の会合では、被拘束者・人質交換については離していないとし、交換問題はミンスクで開催されるウクライナ・ロシア・OSCEからなる三者コンタクト・グループ(TCG)の関連作業部会の担当であり続けると説明した。その他、外相は、ドンバス地方への平和維持部隊派遣、2016年秋の首脳会合で作成することが合意されたミンスク諸合意履行「ロードマップ」についても話されなかったと伝えた。

外相は、「ミンスク諸合意履行ロードマップ」について「非常に残念なことだが、ロードマップ作成に向けてかけられた努力は、報われなかった」と発言した。

外相は、ゼレンシキー大統領チームは「戦争を可能な限り早い時期に終わらせる」意向を持っていると強調した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-