クリミア出身ボランティアのドヴォレツィカ氏、人文政策制作オフィスのコーディネーターに就任
ウクルインフォルム
国内避難民の支援で知られる市民団体「東部SOS」の代表を務めていた、オレクサンドラ・ドヴォレツィカ氏が、人文政策制作オフィスのコーディネーターに就任した。
30日、ヴォロディーミル・ボロジャンシキー文化・若者・スポーツ相がフェイスブック・アカウントで発表した。
ボロジャンシキー大臣は、「人文政策制作オフィスの新しいコーディネーター」として、ドヴォレツィカ氏を紹介した。大臣によれば、同オフィスの活動は、一時的被占領地域の人文・情報政策だとのこと。
大臣は、ドヴォレツィカ氏はクリミア出身で、大学では政治学を専攻、2014年3月まではクリミアの人権保護団体「行動」の代表であったと紹介。同氏は、クリミアが占領されてから、シンフェローポリからキーウ(キエフ)に移動し、その後、国内避難民や紛争地域近隣に住む住民の支援をする団体「東部SOS」を設立している。
また、大臣は、ドヴォレツィカ氏がこれまで国内避難民や行方不明者の権利保護のための多くの法案の作成、避難民の政治権利確保、ドンバス地方の被占領地と政府管理地域の間の「コンタクト・ライン」越境の条件正常化に関わってきたことを説明した。