ゼレンシキー大統領、10月天皇陛下即位礼に合わせ訪日へ
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、10月、「即位礼正殿の儀」に合わせて、来日することがわかった。その際、大統領は安倍総理と会談し、ウクライナ東部情勢を協議する見込み。
14日、時事通信が複数の外交筋からの情報として報じた。
報道には、「北方領土問題の解決を目指す安倍首相としては、和平の機運を後押しし、ウクライナ危機に伴う日本の対ロシア制裁解除に結び付けたい考えだ」と書かれている。
また、時事通信は、ゼレンシキー大統領と安倍総理の会談時のありうる議題として「旧ソ連チェルノブイリ原発事故と東京電力福島第1原発事故を受けた情報共有や、ウクライナと中国の軍事協力なども会談で取り上げられそう」であると報じた。
また、報道では、ウクライナ大統領の来日は2016年4月ぶりであり、両国首脳の会談は2016年9月の国連本部で行ったのが最後だと指摘されている。また、ゼレンシキー大統領は、キーウ(キエフ)の姉妹都市である京都を視察する可能性があると書かれている、
なお、「即位礼正殿の儀」は、2019年10月22日に予定されている。また、2017年3月、天皇陛下(当時皇太子殿下)は、訪日したアンドリー・パルビー最高会議議長と会談している。その際、天皇陛下は、「過去数年特に実感される」ウクライナ・日本関係の深化を支持すると述べている。
また、この度、ウクルインフォルムがウクライナ大統領府に問い合わせたところ、大統領府は、ゼレンシキー大統領の本年10月の訪日の準備を行っていることを認めた。