大統領府長官補佐官、ノルマンディ協議でのロシアの要求を予測

大統領府長官補佐官、ノルマンディ協議でのロシアの要求を予測

ウクルインフォルム
ウクライナ大統領府長官の補佐官を務めるイヴァン・アパルシン氏は、独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットで今後ロシアが要求することとして、ウクライナと武装集団「DPR・LPR」との直接対話であろうとの見方を示した。

7日に開催されたラウンドテーブル「ウクライナにとっての軍事面の重要なチャレンジと国家のあり得る対応」の際に、アパルシン補佐官がウクルインフォルムの記者の質問に対して回答した。

ウクルインフォルムの記者が、将来のノルマンディ会合の議題について尋ねると、アパルシン補佐官は、「ロシア連邦は、私たちに対して、いわゆる『LPR・DPR』との直接対話を要求してくるだろう。私たちは、それに同意できるか否か。私は『否』と思う」と発言した。

アパルシン補佐官は続けて、ロシアはウクライナに対して、南部クリミアのことを「忘れ」れることを主張してくるだろうと予測した。

同補佐官は、「ロシア連邦は、クリミアは忘れなければならないが、現在占領されている土地(編集注:ドンバス地方)に関しては、何らかの対話をしても良い、ということで私たちを説得しようとするであろう。ただし、その対話は、(ドンバス地方の)『自治』についての話となろう。自治は必要だろうか?私は『否』と思う。なお、私は、現在、この問題をどのように解決できるかわからない。同問題は袋小路に入り込んでいるのだ」と発言した。

同補佐官は、ゼレンシキー大統領とそのチームが、「国として私たちが何かを失うような決定を下すことは絶対にない」と明言した。

これに先立ち、8月6日、ドネツィク州パウロピリ近郊にて、ロシア占領軍からウクライナ統一部隊配置地点への攻撃があり、軍人4名が死亡。これを受けて、ゼレンシキー大統領は、ノルマンディ・フォーマット参加国に対して、可能な限り早い時期に協議を再開するよう呼びかけていた。


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