ウクライナ問題は米露首脳間の議題であり続けている=ヴォルカー米国特別代表

ウクライナ問題は米露首脳間の議題であり続けている=ヴォルカー米国特別代表

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6月末の大阪で開催されるG20首脳会談時に予定される、ドナルド・トランプ米国大統領とウラジーミル・プーチン露大統領の会談の際をはじめ、ウクライナ海軍解放問題を含めたウクライナ問題は引き続き米露間の議題であり続けている。

29日、カート・ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表が、ワシントンで開かれたカーネギー財団の会議の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヴォルカー特別代表は、「皆が覚えているように、昨年12月、トランプ大統領とプーチン大統領のアルゼンチンでの会談が予定されていた。この会談がなくなったのは、その1週間前に、ロシアがウクライナの船舶を攻撃し、これをだ捕、その乗員を拘束し、ロシア連邦領に連れ去ったためである。つまり、会談は取り消されたのである。それは非常に良い行動であり、私は正しいことであったと思っている」と発言した。

同特別代表は、そのときから、アメリカ政権はウクライナ海軍軍人の解放を主張し続けていると指摘し、また、最近、国際海洋法裁判所(ITLOS)が、ウクライナの主張を支持する決定を下したことを喚起した。同特別代表は、「ロシア連邦の行為は、国際法に一切合致しておらず、彼らが海軍軍人を拘束し続ける根拠はないのだが、それでも同国は引き続き拘束を続けている」と説明した。

同時に、ヴォルカー特別代表は、ウクライナ海軍軍人・艦船の解放問題以外に、ロシアとアメリカの間には、議論を要する未解決の問題が多くあると指摘した。同特別代表は、その中には、核を含む軍備管理、ベネズエラ、シリア、北朝鮮の情勢、外交対立、ドンバス情勢での武力行為、クリミア併合問題が含まれると説明した。

ヴォルカー特別代表は、そのため、米露首脳が会談し、「情勢を少し冷まし、建設的に行動し得る道を見つけ出す可能性があるのか否か、定めるべく」協議を行うことができるなら、それは良いことであると発言した。

同時に、同特別代表は、「それは、私たちがウクライナ問題をケアしない、ということは意味しない。私たちは、二大国間のあらゆる大きな対立を調整する努力をしなければならない」と強調した。

なお、これまでに、トランプ米国大統領が、6月末に大阪で開催されるG20首脳会談にてプーチン露大統領と会談する予定であると発言したことが報じられていた。


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