コロモイシキー氏所有の自動車、同氏帰国後、ティモシェンコ祖国党党首の自宅へ3回訪問

コロモイシキー氏所有の自動車、同氏帰国後、ティモシェンコ祖国党党首の自宅へ3回訪問

ウクルインフォルム
大富豪(オリガルヒ)のイーホル・コロモイシキー氏の車両が、同氏がウクライナに帰国してから、ユリヤ・ティモシェンコ祖国党党首の自宅へ既に3回訪れている。

23日、ラジオ・スヴォボーダ通信と公共放送「UA第一」の共同プロジェクト番組「スキーム:細部にある汚職」が、特番「コロモイシキーが帰ってきた」にて報じた。

同番組によれば、5月16日の夜、コロモイシキー氏はプライベートジェットでイスラエルからウクライナ南部のドニプロ市へ戻ってきたとある。

番組内では、同番組撮影班が5月18日、登録されていないナンバーをつけたBMWがコロモイシキー氏のオフィスから出発、同車両の後ろにはコロモイシキー氏関係企業に登録されるマイクロバスが続いて走っていったとのこと。車列は、ティモシェンコ祖国党党首の暮らすスリブナ・ザトカ町へと入っていったという。

このBMWは、ティモシェンコ氏の車両の隣の停められたとあり、「スキーム」の記者は、この時にティモシェンコ祖国党党首が家にいた可能性は非常に大きいと指摘した。「これら車両は、約1時間その駐車場に停められ、その後コロモイシキー氏のオフィスへ戻っていった」と説明された。

その後、5月21日夜と翌22日にも、コロモイシキー氏の車列はキーウ市からティモシェンコ祖国党党首の住む同町へ向かったとある。

記者たちが、ティモシェンコ祖国党党首にコロモイシキー氏の訪問理由を尋ねると、同党首は「彼がまさか自分のもとを訪問するなどありえようか」と答えたという。また、同党首は、コロモイシキー氏がウクライナに帰還してから面会したか、将来の首相職あるいは最高会議議長職への任命可能性について議論したか、との問いに対しては返答しなかったとのこと。

更に、同番組は、同氏の車は最高会議議員のオレクサンドル・フラノウシキーの家にも向かったとも報じた。

なお、コロモイシキー氏は、「スキーム」の番組につき、ティモシェンコ党首やフラノウシキー氏とは面会していないとし、「創作だ」とコメントしたという。

コロモイシキー氏は、「私がウクライナに帰ってから、記者たちが私をおおっぴらに追跡をしていることに関連し、私は、彼らをまくためのシステムを考え出した。私がどこかに行かなければいけない時は、私は自身の主要なBMWを別の場所に向かわせることにした。その車のナンバーはあなた方が知っているであろう。向かわせるのは、有名な人々のところ、とりわけ、ティモシェンコ氏のところなどだ。3回だ。その3回の間に、私は、あなた方の知らない別の自動車で、自身にとって必要な会談のある場所へ行っているのだ。私のBMWがティモシェンコ氏のところへ3回向かった際、彼女との会談は一度もなかった。フラノウシキー氏とも会ってない」と発言した。


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