ゼレンシキー大統領提出の法案、最高会議議員が議題への登録を支持せず
ウクルインフォルム
22日、最高会議(国会)は、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が提出した法案を一つも議題に登録しなかった。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
選挙プロセス中の政府調達に関する改正法案の議題登録の投票は、賛成127名で否決された(過半数は226)。
また、「ウクライナ最高会議議員選挙法」への改正法案の議題登録の投票は、賛成92名で否決された。
この最高会議選挙改正法案は、小選挙区を廃止し、全国比例区において政党があらかじめ候補者の順位を定めた拘束式名簿を用いる完全比例制を導入することを想定したものであった。また、同改正法案は、政党が議席を獲得する際の最低得票率(閾値)を現行の5%から3%に下げることを想定していた。
これに先立ち、21日、ゼレンシキー大統領は最高会議を期限前に解散し、繰り上げ最高会議選挙を7月21日に定める大統領令を発出していた。