ゼレンシキー候補陣営のダニリューク元財務相、IMFとの協力継続を明言 G7との関係も重視
ウクルインフォルム
大統領選挙決選投票に進むヴォロディーミル・ゼレンシキー候補の陣営で国際問題を担当するオレクサンドル・ダニリューク元財務相は、ゼレンシキー候補が当選した際、ウクライナは国際通貨基金(IMF)との協力を継続すると明言した。
18日、ダニリューク氏が1+1局トーク番組「権力への権利」で発言した。
同氏は、「私たちは、国際金融機関、とりわけIMF、世銀、欧州復興開発銀行(EBRD)と、特にインフラ発展の分野で、積極的な協力を継続する。なぜなら、それはウクライナにとって重要かつ有益だからだ」と発言した。
また、同氏は、G7との関係は、ゼレンシキー・チームにとって優先課題であると述べつつ、同時に、その他の国々との関係構築もそれが互恵的であるならば進めていくと発言した。
ダニリューク氏は、ゼレンシキー・チームは独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットでの作業を活性化させたいと思っており、「第一の焦点は、人道面と人々の安全問題となる」と発言した。
同氏は、ウクライナの外交路線は5年前に既に定められているとし、それは統一欧州へ向かう道だと発言し、「私たちは、この選択のために非常に高い、極めて高い対価を払った。そのため、強いウクライナは、欧州プロジェクトの不可分の一部となる。私たちの目的は、さらに野心的である。私たちは、地域のリーダー国となり、安定の中心地となり、民主主義と発展の中心国となることを計画している。パートナー国との連携は、なによりまず、国益の明確な理解とウクライナのユニークな可能性から判断して、構築されていくことになる」と発言した。