外務省、露裁判所によるフリーブ氏への有罪判決に強い抗議の声明を発出

外務省、露裁判所によるフリーブ氏への有罪判決に強い抗議の声明を発出

ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、22日にロシアの裁判所がウクライナ国民パウロ・フリーブ氏に対し、ねつ造の罪状で懲役6年という違法判決を下したことに強い抗議を表明した。

22日、外務省が声明を発出した。

外務省は、「私たちは、ロシアが今回の判決にて人権を、とりわけ、公正な裁判を受ける権利と生存権を著しく侵害したと考えている。フリーブ氏は、重病を患っており、ロシアの非人道的な懲役条件での生活は耐えられないおそれがある。私たちは、パウロ・フリーブ氏に対する違法な判決を速やかに無効化し、恒常的な医療行為を行い、同氏を解放し障害なくウクライナへ帰還させるよう要求する」と発表した。

同時に、外務省は、国際社会に対しても、著しい人権侵害を止めさせ、フリーブ氏を解放させるために、侵略国ロシア連邦に対する圧力を強化するよう要請した。

そして、声明には、ウクライナはフリーブ氏の他、ロシア領内や被占領下のクリミア自治共和国・セヴァストーポリ市にて政治的動機で違法に断罪されているウクライナ国民たちの解放のために、あらゆる可能な政治・外交手段を取り続けると指摘されている。

これに先立ち、同日、ロシアのロストフ・ナ・ドヌーの裁判所は、ウクライナ国民パウロ・フリーブ氏に6年間の懲役刑を言い渡していた。

パウロ・フリーブ氏は、2017年8月24日に、ベラルーシのゴメリ州を訪問していた際に消息を絶っていた。同氏は、ベラルーシには、ソーシャル・メディアで知り合ったロシアのソチ出身の女性に会うために入国していた。

フリーブ氏が会おうとしていた女性は、後にインタビューで、ロシア連邦保安庁(FSB)に指示されて、フリーブ氏をベラルーシに招待したと述べていた。

2017年9月、フリーブ氏がロシアのクラスノダール市の未決囚拘置所に拘留されていることが判明。同氏に対して、ロシア治安機関は、テロの容疑をかけた。同氏の弁護士は、フリーブ氏を拘束し、ロシアに連れ去ったのはFSBであると説明していた。

フリーブ氏の親族は、同氏の健康に複数の深刻な症状が出ていると指摘している。


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