キーウ中心で、ポロシェンコ大統領支持集会 大統領「ポピュリストを信じるな」
ウクルインフォルム
17日、キーウ(キエフ)中心のミハイリウシキー広場にて、ポロシェンコ大統領の支持集会が開催された。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ポロシェンコ大統領は設置されたステージ上から、「全てのウクライナ国民に対する何よりの呼びかけは、『明日にでも全てが楽園のようになる』かのような嘘の公約に屈しないで欲しいということである。ポピュリストの甘い言葉の裏にあるのは、全てを2014年以前の状態に戻そうとする試みである。そこには、ガス分野の富豪(オリガルヒ)も加わり、改革などはない」と強調した。
また、大統領は、「プーチンは、自身の前にひざまづき、『皇帝のご機嫌をとる』人物のことは信じない。ロシアは、涙は信じないのであり、力だけを考慮に入れる」と発言した。また、大統領は、既にロシアとの間でウクライナ自体を交渉対象としようとする者が親露テレビ局の裏にいると指摘し、ロシア寄りのテレビ局の報道は信頼すべきでないと訴えた。
大統領は、3月31日の選挙について、ウクライナは、ロシアの影響から完全に逃れる不可逆的地点を越えなければならないと強調し、「あと少しの努力である。この春、私たちは、ロシアの配下に戻ることのなくなる付加逆的点を越えるのである。次の5年間、私たちは、これまでの5年間に始めた全ての根源的変化を終わらせ、2024年の選挙には戦略的要素はなくなるであろうと確信している」と発言した。
また、同日の国家警察の発表によれば、集会の参加者は約2万5000人であったとのこと。同時に、運営者は、最大4万人が参加したと伝えた。治安機関は、1000人体制で警備に当たったことが伝えられた。