ポロシェンコ大統領、違法蓄財刑罰化の新しい法案の登録を指示
ウクルインフォルム
憲法裁判所による刑法典の違法蓄財条項を違憲とする判決を受け、ポロシェンコ大統領は、違法蓄財の刑罰化に関する法整備を行う法案を最高会議に登録するよう指示を出したと発表した。
ポロシェンコ大統領が、キロヴォフラード州地域発展評議会での演説時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「私は今朝署名をし、大統領法案を(最高会議に)登録するよう指示を出した。同法案は、(憲法裁判所の)指摘を考慮したものである。しかし、原則的な立場は、違法蓄財による刑罰を不可逆的にすることである」と発言した。
ポロシェンコ大統領は、法案の内容を読み上げた後、「今日、私たちは、違法蓄財のあらゆる可能性を閉じ、全ての刑事案件の捜査を保障し、違法蓄財への刑罰を不可逆的にするために、可能なことを全て行わねばならない」と発言した。
これに先立ち、2月27日、憲法裁判所が、「違法蓄財」の刑事責任を問う刑法典第368-2条を違憲とする判決文を公表していた。