人力党、スキャンダルを受け、フナープ大統領選候補に供託金返還を要求
ウクルインフォルム
人力党は、同党が推薦した大統領選挙候補のドミトロ・フナープ氏に対し、大統領選出馬の撤回と250万フリヴニャの供託金の同党への返還を要請した。
8日、人力党がフェイスブック・アカウントで発表した。
今回の同党の要請は、2015年に当時ジャーナリストであったフナープ氏の参加する団体「捜査.インフォ」が1万5000ユーロを賞金として受け取った際、フナープ氏はこれをウクライナ軍の支援のために利用することを約束していたが、実際には現在まで送金が行われていなかったことが判明したことによる。
人力党は、本件を受けて、フナープ氏に対し、同党から大統領選への出馬するとの同意を撤回し、供託金を同党に返還するよう要請する決定を下したと発表した。
また、同党は、フナープ氏がこの要請を拒否した場合は、党大会を開催して問題を協議すると発表。また、供託金が返還された場合は、これを秋の最高会議選挙に向けて使用していく予定であると説明されている。
なお、フナープ氏自身は、これに先立ち、賞金は近いうちに送金する予定であり、また大統領選挙への出馬を取り消すつもりはないと発言していた。