ロシアは、国連総会決議が求める、ウクライナ海軍軍人解放を履行しなければならない=国連総会議長報道官

ロシアは、国連総会決議が求める、ウクライナ海軍軍人解放を履行しなければならない=国連総会議長報道官

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国連の決議は、履行されるためにある。国連は、各決議の履行をフォローしており、それはウクライナ海軍軍人の解放を求める「クリミア決議」についても同様である。

6日、モニカ・グレイリー(Monica Villela Grayley)国連総会議長報道官が、記者会見時、ウクルインフォルム特派員の質問に対してコメントした。

ウクルインフォルム特派員が、グレイリー報道官に対し、2018年12月17日に採択された国連総会決議(А/73/L.47)ではロシアに対し、捕虜となっているウクライナ海軍軍人を速やかに解放せよとの要求が含まれているが現在まで解放は実現しておらず、また捕虜の地位であるこれら軍人に対する尋問も継続しており、ロシアは決議を履行していないと述べると、これに対し同報道官は、「国連総会議長は、決議は単に採択されるだけのものではないことを改めて強調しています。国連総会決議であれ、国連安全保障理事会決議であれ、国連の決議は履行されなければならず、遵守されなければなりません」と説明した。

これまでの報道にあるように、昨年12月17日、国連総会は、ウクライナを筆頭とする40か国の共同提案国が作成した「クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市(ウクライナ)、黒海・アゾフ海の一部の軍事化問題」決議を採択した。賛成したのは66か国(日本含む)、反対は19か国、棄権は72か国であった。

なお、この国連総会決議には、ロシアがクリミアを占領したことにより、同国が1994年のブダペスト覚書の義務に違反したことが初めて記載されている。また、同決議は、ロシアに対して、クリミアから軍を撤退させ、ウクライナ領の一時的占領を終了させることを要請している。

また、同決議は、昨年11月25日にケルチ海峡沖にて、ロシアによるウクライナの船舶砲撃を非難し、その際に拘束した24名のウクライナ海軍軍人を速やかかつ無条件に解放するよう要請している。


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