米情報機関の報告:ロシアは、ポロシェンコ大統領を排除し、より親露な議会を政権に入れたがっている

米情報機関の報告:ロシアは、ポロシェンコ大統領を排除し、より親露な議会を政権に入れたがっている

ウクルインフォルム
アメリカ合衆国の情報機関は、2019年の世界の脅威に関する報告書の中で、ロシアはポロシェンコ大統領を大統領職から排除し、現在より反ロシア的な性格の小さい議会を欲しており、そのために同国はウクライナの選挙への影響力を行使したがっていると報告した。

29日、アメリカ議会上院情報委員会公聴会にて、ダン・コーツ国家情報長官が同国情報機関の大規模報告書を提出した。「アメリカの声」通信が報じた。

アメリカの情報機関報告書の「ロシアとその隣国」の章には、ロシアがウクライナの2019年3月の大統領選挙と同年秋の議会選挙へ影響を及ぼすための行動を取っていることが指摘されている。

報告書には、「ポロシェンコを排除し、今より反露性向の小さい議会を政権に送りこむために、ロシアは、ウクライナ国内の諸問題を利用したがっている。その問題とは、ウクライナの弱い経済、広い分野にある汚職、サイバー空間の脆弱さ、市民社会にある不満といったものである」と強調されているとのこと。

また、報告書には、ウクライナの選挙戦に、目立って人気のある候補・勢力はいないと書かれており、「多くの大統領選候補がいること、また、政治エリートに対する市民の不信は高いレベルにあり、明確なリーダーがいないことにより、ポロシェンコ大統領の対抗候補や、知名度の低い候補、新人政治家が、まだ投票先を定めていない多くの有権者に対し、訴えかける機会を得る可能性がある」と指摘されている。

大規模戦闘発生の可能性については「私たちは、ウクライナ側からあるいはロシア部隊からの大規模な攻勢は、作戦的には可能であっても、2019年中には蓋然性はない」と書かれている。

アゾフ海や黒海での緊張に関しては、同報告書は、「黒海・アゾフ海での二国間関係の緊張は、深まり続けていくであろう。なぜなら、どちらの国(ウクライナとロシア)もこれらの海での自らの主権と能力を確認し続けるであろうからである」と説明している。

さらに、報告書には、ロシアは、ウクライナの欧州連合(EU)への統合と北大西洋条約機構(NATO)との連携強化の努力を妨害するために、ウクライナへの軍事政策と経済的不安定化を継続するであろうと強調している。「2018年11月に、ケルチ海峡沖でのウクライナの船舶をロシアが拿捕(だほ)し、乗員を拘束したことは、ロシアが、とりわけ選挙を前にした時期に、この地域におけるウクライナの航行の自由を制限し、ウクライナの首脳陣に政治的圧力をかけるつもりであることを示している」と説明されている。

そして、「ロシア首脳陣は、同国が自らの影響圏に属しているとみなす旧ソ連諸国において、自らの影響力を維持し、可能であれば拡大しようとしていくであろう」とも書かれている。


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