ロシアはEU崩壊を目的とする対立シナリオを描いている:ポロシェンコ大統領
ウクルインフォルム
ロシアのクレムリンの中にいる人物が、欧州連合(EU)の崩壊を目的とした、欧州対立のシナリオを描いている。
16日、ポロシェンコ大統領が、各国外交団・国際機関代表との会合にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
大統領は、「今年は、運命の決まる年である。それはウクライナにとってのことだけではない。残念ながら、地球上の対立発生地点は、増えるばかりである。そして、この対立が欧州、あるいは欧州近隣において特別に多いのは、偶然のことではない。容易に気づくことだが、EUの団結を揺らがしている最近の出来事は、一人の人物によって描かれている。この人物が、EU周辺で対立の再燃、新たな創出の試みをしていることは全くもって明白であり、それはウクライナ、モルドバ、コーカサス、西バルカン、中近東、アフリカにはじまり、複数のEU加盟国国内にまで至っている。この人物がクレムリンにいるのは、明らかである」と指摘し、世界が脅威を認識すること、そして、現在の世界の安全保障問題はかつてないほどに相互に結びついていると強調した。
大統領は、「現在ウクライナで起きていることは、何千キロメートル離れた国にも直接関係があるし、その逆もまた然りである。それがゆえに、私たちのパートナーであるあなた方は、ウクライナの抵抗を支援し、ウクライナの将来の安全、平和な将来に投資をしてくれているのである。私は、現在の世界秩序に挑戦をしかけている者は、私たちの団結・連帯の前には無力であると確信している」と発言した。