露モスクワ市裁判所、ウクライナ海軍軍人20名の逮捕期間を4月24日まで延長

露モスクワ市裁判所、ウクライナ海軍軍人20名の逮捕期間を4月24日まで延長

ウクルインフォルム
15日、ロシアのモスクワ市レフォルトヴォ裁判所は、同国治安機関がケルチ海峡近海で拘束したウクライナ海軍軍人24名のうち20名の逮捕期間を4月24日まで延長する判決を下した。

同日、MBKメディア及び「ロシアの憲法上自由遵守市民監視団結グループ(OGON)」が伝えた。

MBKによれば、同裁判所は、まず8名、その後4名の海軍軍人の逮捕期間を延長。裁判は、非公開で行われた。弁護士団は、本件裁判は軍事裁判所で行われるべきだと主張するも却下された。

また、OGONは、その後さらに8名の逮捕期間が延長されたと伝えた。

これにより、同日、同裁判所は、拘束されている24名のウクライナ海軍軍人のうち20名の逮捕期間を延長したことになる。

本件は、昨年11月25日、ロシアがクリミアに接するケルチ海峡近海にて、ウクライナ海軍の艦船を砲撃し、だ捕し、乗船していた24名の海軍軍人と保安庁職員を拘束したことから始まる。これまで、被占領地クリミアにおけるロシアがコントロールする「裁判所」がこれら24名全てを2か月間逮捕する判決を下していた。

現在、21名はモスクワ市内の拘置所「レフォルトヴォ」にて拘束、3名は「マトロスカヤ・チシナ」で拘束されている。この24名全員が、ジュネーブ条約にのっとり、自らを捕虜であると宣言している。


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