露情報機関、アメリカ議員に「ウクライナの愛国者」の名義でメールを送っていた:ワシントン・ポスト

露情報機関、アメリカ議員に「ウクライナの愛国者」の名義でメールを送っていた:ワシントン・ポスト

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2015年、複数の米国議員が「ウクライナの愛国者」グループをかたる者から、「ウクライナを救って欲しい」等といった内容のメールを受け取っていた。調査の結果、その書簡は、ロシア連邦軍参謀本部総局(通称GRU)が関与していたものであり、米国の対ウクライナ制作に影響を与えようとしたものであった。

28日、ワシントン・ポスト紙が米国のインテリジェンスにもとづいて報じた

同報道では、2015年2月、ウクライナ東部の紛争が始まってから2年目、10数名のアメリカ議会議員が、「ウクライナの愛国者」グループに属すると自称する人物から電子メールを受け取っていたとのこと。

その初級英語で書かれたメールには、「アメリカ上院下院の議員の方々!現在、ウクライナ情勢はとても悪い。ウクライナは戦争状態にある。ウクライナ軍の汚職のレベルは甚大だ。高級将軍は、テロリスト達に武器を売っている」と始まる。

そして、ウクライナを「救って欲しい」との請願が含まれる。その文書には、アメリカ議員に対して、「経験のあるアメリカやNATOのスペシャリスト」をウクライナの司令部の代わりとすべく、ウクライナに送って欲しいと呼びかけられている。

請願には、「私たちは、ウクライナ軍への直接コントロールを確立するために、あなた方がホワイトハウス、国防省、国務省に影響を及ぼし、ウクライナに西側将校を派遣できるようになることを期待しています」と書かれていると伝えられた。

ワシントン・ポスト紙が情報源から得た話では、このメールは、ロシアのGRUがアメリカの政治家の意識に対して影響を与えようとした最初の試みであるとのことであり、ロシアの情報機関は、ウクライナ人のモラルを破綻させることと、アメリカの政治家に「ウクライナ人は自国軍の信用を失っている」と思わせようとする、という二つの目的があったのだろうと書かれている。

なお、ワシントン・ポストは、アメリカ議員はこのメールについて対応しなかったと強調した。


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